また上司からやり直しくらって結局夜遅くに帰宅。へとへと…。
遅くまで残業して一生懸命作った資料、まだ終わらない。
私、成長できていないのかな…。
毎日一生懸命に仕事を進めているのに、なぜか仕事が終わらなくて
気づくと会社と家の往復だけで平日が終わってたという若手社員、
多いのではないでしょうか。
その仕事が終わらない原因は、「やり直し」じゃないですか?
この記事は、
東証上場企業の中堅社員ふぐきちが
やり直しをなくすことで、仕事を効率的に終わらせてもらいたい
と思って書いた記事です。
私自身、上司から何度もやり直しを指示されて
自分の仕事のできなさに思い悩んでいた時期がありました。
そんな実体験から、今苦しんでいる人に伝えたいことです!
コンテンツ
仕事でやり直しが多い理由
仕事でやり直しをしないといけなくなる理由は、
ズバリ ”お客様”が求める結果との間に「ズレ」が生じていることです。
ここでいう、”お客様”とは、あなたのアウトプットを受け取る人をいいます。
つまり、取引先から頼まれた仕事ですと、取引先 = お客様 はもちろんですが、
上司から頼まれた資料だったとすると、上司 = お客様 ということです。
例えば、あなたが美容室に行ってこういう髪型にしてほしいと頼んだ際に、
思っていた髪型と違ったらどう思いますか?
少なくとも微妙な顔をしますし、出来れば調整してほしいと言いますよね?
これがまさしくお客様の求める結果との「ズレ」なのです。
「いい感じに切ってくださ~い」とか言われてもどうやって切るのよ
自分が客になったときは、依頼を受ける側が困らないように
「ズレ」が生じない努力をしましょう!
やり直しを減らすために意識すべき3つのこと
やり直しを減らすためには、
お客様の求める結果との「ズレ」を解消する必要があります。
この「ズレ」を放置したまま、自分の思うがままに1回で完璧なモノに
仕上げようとした結果、長い時間をかけたビミョーなモノができるのです。
この「ズレ」を解消するためには、3つを意識する必要があります。
- 仕事のスタート時に双方で納得して始める
- 「長い1回」ではなく「短い10回」の確認を素早く行う
- 最初は60%の出来を目指す
順番に解説していきます。
1.スタート時に双方で納得して始める
仕事のスタート時に「わかったふり」をしてあいまいな理解のまま
取り掛かると必ず問題(=やり直し)が生じてしまいます。
この問題を防ぐためにまずは、スタート前の準備=段取りに時間をかけます。
「段取り八分、仕上げ二分」という言葉がある通り、
しっかりと時間をかけて段取りを行うことで、
仕事の流れが断然良くなります。
不明点の確認も立派な段取りといえます。
お客様だけでなく関係する人たちへもモレなく確認を行い
関係者全員の「理解」と「納得」を得てからスタートするようにしましょう。
確認を行う際は、お客様が
- どのような課題を抱えているか
- 課題の解決にむけて何をどうしたいのか
のような課題の把握を意識して確認しましょう。
また、お客様が仕事を依頼するうえで
- 絶対に必要な仕様(項目)は何か
- あると嬉しい仕様(項目)は何か
のようにあなたに何を期待しているのかについても忘れず確認しましょう。
今日はどういった髪型にしたいですか?
前髪はどうされますか?
行きつけの美容師さんだと一から言わなくてもいいから楽ちん!
2.「長い1回」ではなく「短い10回」の確認を素早く行う
仕事という名の迷路を進めていく上で、必ず直面するのがY字路での選択です。
Y字路の選択で間違った方向に進んでいくと、
その先はいくら進んでもムダな努力になってしまいます。
一生懸命やったのに引き返してまたやり直しです。
そうならないために、ポイントをこまめに確認することが重要です。
目安としては、進捗が10%進んだと思った時点で1回確認をいれましょう。
早すぎじゃないか?と思われるかもしれませんが、
別に問題がなければ確認は一瞬で終わりますし、
問題があれば早めに手を打つことも可能です。
お客様としても「ズレ」が起きてないことを確認出来て安心できます。
また、1回の確認に対して確認項目は3つまでにしましょう。
その理由は2つあります。
まず1つ目が、単純に毎回たくさんの確認項目があると、
時間を取られるためお客様も負担と感じるようになり
きちんと相手にされなくなる場合があるからです。
2つ目は、人間の知覚は4つ以上になると、
理解が難しくなると言われているからです。
確認している際にメモを書いたとしても
頭が整理できていなければ内容が抜けてしまう可能性があり、
結果としてもう一度確認しないといけなくなってしまいます。
進捗の10%ずつもしくは確認が3つ貯まった時点で
こまめに素早く確認するようにしましょう。
シャワーの温度熱くないですか? 痒いところないですか?
3.最初は60%の出来を目指す
仕事を進めていく上で、
まずは全体が60%の出来になることを目指しましょう。
この時気を付けるべきは、あくまで「全体」の出来だということです。
というのも、60%のあたりまで完成度が高まると
全体像がはっきりすることで
今まで見えてこなかった問題点が見えてきます。
その段階でお客様と一度すり合わせを行うことで
仕事全体の方向性について双方が再確認でき、
知らない間に起きていた「ズレ」を修正することができます。
また、パレートの法則を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
仕事の成果の80%は、 仕事全体に使った時間の20%の時間で生み出されている
つまり、仕事を80%から100%まで持っていくのには
かなりの時間を要します。
80%の段階で「ズレ」に気付けないと無駄な労力を使ってしまいます。
そうなる前、つまり60%の全体像が見えるところを目指すべきなのです。
完璧な仕上がりだと思ったけど不満そう・・・。
まとめ:お客様との「ズレ」を意識しよう
あなたのやり直しの原因はお客様との求める結果の「ズレ」と考えられます。
この「ズレ」を解消するには、
- 仕事のスタート時に双方が納得して始める
- 「長い1回」ではなく「短い10回」の確認を素早く行う
- 最初は60%の出来を目指す
焦らずに着実に「ズレ」を確認することが1番の近道です。
やり直しをなくして、定時で帰りましょう!
それでは、ふぐきちでした!
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